※本記事は 18歳以上(高校生不可) の方向けの情報です。チャットレディの収入には個人差があります。税務・法律情報は一般情報であり、最終判断は税理士・税務署等の専門家にご確認ください。
青色申告を選択すると、所得から一定額を差し引ける「青色申告特別控除」が適用されます。最大65万円の控除を受けられれば、所得税と住民税の負担を大幅に減らすことが可能です。しかし、控除額は10万円・55万円・65万円の3段階があり、それぞれ条件が異なります。チャットレディとして節税を最大化するために、各水準の違いを正しく理解しましょう。
青色申告特別控除の3つの水準
青色申告特別控除は、帳簿の作成方法と申告の方法によって3つの水準に分かれます。
10万円控除:最もシンプルな青色申告の水準です。簡易簿記(現金出納帳や売掛帳などの単式帳簿)で記帳するだけで適用できます。白色申告と比べて帳簿の種類が増えますが、複式簿記は不要なため、初めて青色申告に挑戦する方でも取り組みやすいレベルです。
55万円控除:複式簿記(借方・貸方のある帳簿)で記帳し、貸借対照表と損益計算書を申告書に添付する必要があります。クラウド会計ソフトを使えば、取引を入力するだけで自動的に複式簿記の帳簿が作成されるため、会計の知識がなくても対応しやすくなっています。
65万円控除:55万円控除の条件に加えて、e-Tax(電子申告)または電子帳簿保存(優良な電子帳簿)のいずれかを満たす必要があります。現実的にはe-Taxで申告する方がほとんどです。
65万円控除を受けるための条件
65万円控除を受けるためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
1. 事業所得または不動産所得があること:チャットレディの場合、収入が「事業所得」として認められる必要があります。副業で活動している場合は「雑所得」になるケースがあり、その場合は青色申告特別控除の対象外です。専業で活動しているか、副業でも継続的・安定的に収入を得ている場合は事業所得と認められやすくなります。
2. 青色申告承認申請書を税務署に提出していること:開業届と同時に、または開業から2ヶ月以内(その年の1月15日以前に開業した場合はその年の3月15日まで)に提出する必要があります。
3. 複式簿記で記帳し、貸借対照表・損益計算書を添付すること:クラウド会計ソフトを活用すれば、専門知識なしでも対応できます。
4. e-Tax(電子申告)で申告書を提出すること:マイナンバーカードとICカードリーダー(またはマイナポータルアプリ)が必要です。
e-Taxと65万円控除の関係
2020年(令和2年)分の申告から、65万円控除の要件に「e-Tax申告」または「電子帳簿保存」のいずれかが追加されました(それ以前は55万円控除でした)。e-Taxを使わずに紙で申告する場合は、複式簿記で帳簿を作成しても55万円控除にとどまります。
e-Taxで申告する方法は主に2つあります。国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使う方法と、クラウド会計ソフト(freee・マネーフォワード・やよいの青色申告オンラインなど)から直接送信する方法です。後者のほうが帳簿作成から申告まで一貫して行えるため、チャットレディにはクラウド会計ソフトの活用をおすすめします。
e-Taxの利用にはマイナンバーカードと、スマートフォン(マイナポータルアプリ)またはICカードリーダーが必要です。初回設定に少し手間がかかりますが、一度設定すれば翌年以降はスムーズに申告できます。
10万円控除との違いと選び方
控除額の差は55万円(65万円−10万円)にもなります。所得税率20%の場合、節税効果の差は最大11万円になり、住民税(10%)を加えると最大16万5,000円の差になります。
10万円控除でよいケースとしては、収入が少なく税負担もわずかな場合や、帳簿作成の手間を最小限にしたい場合などが考えられます。一方、年収(売上)が200万円を超えてくるような場合は、65万円控除の節税効果が大きく、クラウド会計ソフトの費用(年間1万〜2万円程度)を払っても十分に元が取れます。
控除額が変わるタイミングと注意点
青色申告特別控除の水準は、年によって変わることがあります。例えば、途中からe-Taxに切り替えれば、その年の申告から65万円控除が適用されます。逆に、複式簿記で記帳していても紙で申告した場合は55万円控除になってしまいます。
注意点として、青色申告承認申請書の提出が遅れると、その年は青色申告が使えません。例えば2025年に初めて開業した場合、2025年分の申告から青色申告を使うためには、開業から2ヶ月以内(または2025年3月15日まで)に申請書を提出する必要があります。申請を忘れた場合は、翌年分から青色申告が適用されます。
まとめ
青色申告特別控除の65万円水準を受けるには「複式簿記・貸借対照表添付・e-Tax申告」の3条件が必要です。クラウド会計ソフトを活用すれば難しくはなく、節税効果は大きいため、安定して収入があるチャットレディには積極的に取り組む価値があります。
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※本記事は一般的な情報提供であり、特定の収入を保証するものではありません。18歳以上(高校生不可)対象。

