※本記事は 18歳以上(高校生不可) の方向けの情報です。チャットレディの収入には個人差があります。税務・法律情報は一般情報であり、最終判断は税理士・税務署等の専門家にご確認ください。
確定申告を行うと、所得税だけでなく住民税にも影響が生じます。正しく経費を計上して課税所得を下げることは、所得税の節税だけでなく翌年の住民税の軽減にもつながります。また会社員がチャットレディを副業で行っている場合、住民税の納付方法の選択によって副業収入が会社に知られるリスクを抑えることもできます。本記事では住民税の仕組みと経費の関係を分かりやすく解説します。
住民税の所得割と経費の関係
住民税は大きく「均等割」と「所得割」の2つから成ります。
均等割:所得の多寡にかかわらず一定額が課税されます(一般的に年間5,000円程度)。
所得割:課税所得に一定の税率(標準税率10%:都道府県民税4% + 市区町村民税6%)を掛けた金額が課税されます。
このうち「所得割」が経費の影響を受けます。課税所得は「収入 − 経費 − 各種控除」で計算されるため、経費を多く計上するほど課税所得が下がり、所得割の税額も下がります。
例:チャットレディの年収が200万円で、経費が50万円・各種控除が43万円(基礎控除)の場合
– 課税所得:200万円 − 50万円 − 43万円 = 107万円
– 住民税所得割:107万円 × 10% = 107,000円
もし経費を30万円しか計上しなかった場合、課税所得は127万円になり住民税は127,000円に増加します。経費20万円の差が住民税2万円の差になります。
確定申告が住民税に反映される仕組み
所得税の確定申告を行うと、その情報は申告後に市区町村に通知されます。市区町村はこの情報をもとに住民税の計算を行い、6月ごろに「住民税の決定通知書」が届きます。
住民税の課税年度と所得の年度は1年ずれることに注意が必要です。
- 2025年(令和7年)の収入 → 2026年(令和8年)3月に確定申告
- 2026年(令和8年)6月〜2027年(令和9年)5月に住民税を支払う
つまり今年の収入に対する住民税は翌年6月から支払いが始まります。収入が増えた翌年に住民税が上がることを見越して資金計画を立てることが重要です。
確定申告を正確に行い、漏れなく経費を計上することが、住民税を含めた総合的な税負担を最小化します。逆に経費の計上漏れがあると、所得税だけでなく翌年の住民税も本来より多く払うことになります。
副業の住民税を会社に知られないための選択
会社員が副業としてチャットレディ活動を行っている場合、確定申告時に重要な選択肢があります。それが住民税の「普通徴収」の選択です。
通常、会社員の住民税は「特別徴収」といって毎月の給与から天引きされます。副業収入が加算されると、給与からの天引き額が増えるため、会社の経理担当者に「去年より住民税が増えた」と気づかれる可能性があります。
これを避けるために、確定申告書の住民税に関する欄で「自分で納付(普通徴収)」を選択します。この選択をすることで、副業分の住民税は給与天引きではなく、自分で個別に市区町村に納付する形になります。
手順:確定申告書(第二表)の「住民税に関する事項」の欄に「給与所得以外の所得に係る住民税の徴収方法」の選択があります。ここで「自分で納付」(または「普通徴収」)を選択します。
ただし市区町村によっては副業分の住民税を給与天引きと分離することに対応していない場合もあります。また会社によっては副業禁止規定があるため、副業をする際はまず就業規則を確認することをおすすめします。
住民税の普通徴収申請の方法
普通徴収を選択する際の具体的な手順を確認しておきましょう。
e-Taxで申告する場合:確定申告書等作成コーナーで申告書を作成する際に「住民税・事業税に関する事項」の画面で「自分で納付」を選択します。選択後は自動的に申告データに反映されます。
紙の申告書で申告する場合:第二表の「住民税・事業税に関する事項」の欄にある「給与所得以外の所得に係る住民税の徴収方法の選択」の「自分で納付」にチェックを入れます。
普通徴収を選択すると、6月ごろに市区町村から「住民税納税通知書」が自宅に届きます。年4回(6月・8月・10月・翌年1月)に分けて支払う分割納付か、一括納付かを選択できます。口座振替を設定すると支払い忘れを防げます。
なお、副業収入が20万円以下の場合は所得税の確定申告が不要な場合がありますが(給与所得者の特例)、住民税の申告(市区町村への申告)は必要です。この場合、市区町村に住民税の申告書を提出する際にも普通徴収を申請できます。
住民税の軽減効果の試算方法
自分の住民税がどのくらい変わるか、簡単に試算できます。
試算の基本式:
住民税の所得割 = 課税所得 × 10%(標準税率)
さらに「調整控除」「税額控除」などがある場合は差し引かれますが、おおよその目安としてこの計算式が使えます。
経費の軽減効果の試算例:
現状の課税所得:150万円
→ 住民税所得割:150万円 × 10% = 15万円
追加経費20万円を計上した場合の課税所得:130万円
→ 住民税所得割:130万円 × 10% = 13万円
経費20万円の追加計上で住民税が2万円軽減されます。
さらに所得税(課税所得130万円の場合の税率5〜10%)の軽減分も合算すると、20万円の追加経費による節税効果は合計3〜4万円程度になります。
国税庁のウェブサイトには「確定申告書等作成コーナー」に税額計算のシミュレーション機能があります。また市区町村のウェブサイトに住民税の試算ツールが公開されている場合もあります。これらを活用して年末の経費計上計画を立てることをおすすめします。
まとめ
経費の正確な計上は所得税だけでなく住民税にも直結します。副業の方は普通徴収を選択することで会社への情報漏れリスクを抑えられます。確定申告時に必ず確認しましょう。
未経験でも大丈夫。まずは相談から。
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※本記事は一般的な情報提供であり、特定の収入を保証するものではありません。18歳以上(高校生不可)対象。

