チャットレディの健康保険給付内容確認

社会保険・扶養 チャットレディ

※本記事は 18歳以上(高校生不可) の方向けの情報です。チャットレディの収入には個人差があります。税務・法律情報は一般情報であり、最終判断は税理士・税務署等の専門家にご確認ください。

フリーランスとして独立したチャットレディが加入する国民健康保険(国保)は、会社員が加入する協会けんぽや健保組合とは給付内容が異なります。せっかく保険料を支払っているのに、受けられる給付を把握していない方も多くいます。本記事では、国保で受けられる主な給付の種類と申請方法を具体的に解説します。

目次

国保で受けられる給付の種類一覧

国民健康保険では、以下のような給付が受けられます。

1. 療養の給付(医療費の補助)
医療機関で診察・治療を受けた際の費用の一部を保険が負担します。年齢に応じて自己負担割合が異なります。

2. 高額療養費
1か月の医療費が上限額を超えた場合、超過分が払い戻される制度です。

3. 出産育児一時金
出産した際に一定額が支給されます。

4. 葬祭費
被保険者が死亡した際に、葬祭を行った方に支給されます(自治体によって異なる)。

5. 療養費
やむを得ない事情で保険証を使わず全額自己負担した場合、後から申請して払い戻しを受けられます。

6. 訪問看護療養費
医師の指示による訪問看護を受けた場合に適用されます。

これらの給付は国保に加入していれば自動的に受けられますが、高額療養費や療養費については申請が必要なケースがほとんどです。知らないと損をするため、制度を事前に把握しておくことが重要です。

医療費の自己負担割合を確認する

国保加入者が医療機関を受診した場合の自己負担割合は、年齢によって以下のように異なります。

  • 6歳未満(就学前):2割負担
  • 6歳以上70歳未満:3割負担
  • 70〜74歳:2割負担(現役並み所得者は3割)
  • 75歳以上(後期高齢者医療制度):1割負担(現役並み所得者は3割)

チャットレディとして働く20〜40代の方であれば、医療費の3割が自己負担となります。たとえば、医療費が1万円の場合、窓口では3,000円を支払います。

なお、自治体によっては子ども医療費助成や福祉医療制度(ひとり親・障害者向けなど)があり、実質的な自己負担がさらに軽減される場合があります。住所地の市区町村窓口で適用可能な制度を確認しましょう。

歯科・眼科・整骨院なども保険適用の診療であれば3割負担が基本です。ただし、自由診療(保険外)の治療は全額自己負担となるため、治療前に保険適用の有無を確認してください。

高額療養費制度の申請方法

医療費が高額になった場合に強力な味方となるのが「高額療養費制度」です。1か月(1日から末日)の医療費自己負担額が上限額を超えた場合、超過分が後から払い戻されます。

自己負担上限額の目安(70歳未満)

所得区分 上限額(目安)
年収約1,160万円超 252,600円+(医療費−842,000円)×1%
年収約770〜1,160万円 167,400円+(医療費−558,000円)×1%
年収約370〜770万円 80,100円+(医療費−267,000円)×1%
年収約370万円以下(一般) 57,600円
住民税非課税世帯 35,400円

チャットレディで収入が低い年は「一般」または「住民税非課税世帯」の区分になることが多く、上限額は月57,600円〜35,400円程度です。

申請方法
医療費を支払った翌月以降に、住所地の市区町村役場(国保担当窓口)に申請します。必要書類は「高額療養費支給申請書」「医療費の領収書」「保険証」「振込口座」などです。一度申請すると、以降は自動的に振り込まれる「支給決定通知書」が届く自治体もあります。

事前に「限度額適用認定証」を申請しておくと、窓口での支払いが上限額までに抑えられるため、一時的な高額支払いを避けられます。

出産育児一時金の給付額と手続き

国保加入者が出産した場合、「出産育児一時金」が支給されます。

給付額
2023年4月以降、原則として1児につき50万円(産科医療補償制度加入医療機関での出産の場合)が支給されます。産科医療補償制度未加入の施設での出産の場合は48万8,000円となります。

受け取り方法

  • 直接支払制度:医療機関が保険者(市区町村)に直接請求する方法。出産費用が50万円以内なら窓口での支払いが不要になります。差額が生じた場合は後日申請で払い戻しを受けられます。
  • 受取代理制度:小規模の診療所などで利用できる類似の制度。
  • 事後申請:出産後に自分で市区町村窓口に申請する方法。

手続きに必要な書類は「出産育児一時金支給申請書」「出産した医療機関の証明書」「保険証」「振込口座」などです。出産予定が近くなったら、早めに医療機関と市区町村の両方に確認しておきましょう。

チャットレディとして自営で働く場合、産休・育休の公的給付(出産手当金・育児休業給付金)は国保では支給されません。この点は会社員との大きな違いです。

会社員の健保との給付差を知っておく

国民健康保険と会社員が加入する協会けんぽ(または健保組合)では、給付内容に以下のような差があります。

国保にない給付(協会けんぽ・健保組合にある給付)

  • 傷病手当金:病気やけがで仕事を休んだ際に、標準報酬日額の3分の2が最長1年6か月支給される制度。国保では任意事業のため、多くの自治体では支給されません(実施自治体は一部)。
  • 出産手当金:出産前後の休業中に標準報酬日額の3分の2が支給される制度。国保では支給されません。

これらの給付がないことは、チャットレディとして独立した場合のリスクの一つです。病気やけがで働けなくなったときの収入補償がないため、民間の医療保険・就業不能保険で備えることを検討しましょう。

逆に、国保は扶養の概念がなく(世帯単位での加入)、家族全員分の保険料を自分で支払う必要がある点も覚えておく必要があります。

まとめ

国民健康保険には医療費3割負担・高額療養費・出産育児一時金などの給付があります。ただし傷病手当金・出産手当金は原則ありません。給付を受けるには申請が必要なケースが多いため、制度を事前に把握し、もれなく活用しましょう。


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※本記事は一般的な情報提供であり、特定の収入を保証するものではありません。18歳以上(高校生不可)対象。

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