フリーランス転向時の社会保険切替

社会保険・扶養 チャットレディ

※本記事は 18歳以上(高校生不可) の方向けの情報です。チャットレディの収入には個人差があります。税務・法律情報は一般情報であり、最終判断は税理士・税務署等の専門家にご確認ください。

会社員からチャットレディとしてフリーランス転向を検討する際、多くの方が見落としがちなのが「社会保険の切り替え」です。退職と同時に会社の健康保険・厚生年金の資格は失効し、自分で手続きしなければ保険の空白が生じてしまいます。手続き期限は退職日の翌日から14日以内と決まっています。本記事では、転向時の保険切り替えの選択肢と手続きの流れを一つひとつ解説します。

目次

退職後の社会保険の選択肢

会社を退職してフリーランスになると、健康保険については主に3つの選択肢があります。1つ目は「国民健康保険(国保)への加入」、2つ目は「退職前の健康保険を任意継続する(任意継続被保険者制度)」、3つ目は「家族の健康保険の扶養に入る」です。

国保は前年所得をもとに保険料が計算されるため、退職直後で前年の給与所得が高かった場合、保険料が高額になる可能性があります。任意継続は退職前の保険を最大2年間継続できる制度ですが、これまで会社が半額負担していた保険料を全額自己負担するため、金額が上がります。家族の扶養に入れる場合は収入要件(年収130万円未満など)を満たす必要があります。チャットレディとして活動開始当初に収入が少ない見込みであれば、家族の扶養に入ることで保険料の負担を抑えられる場合があります。

14日以内の手続き期限を守る理由

退職後に国民健康保険に加入する場合、手続き期限は「退職日の翌日から14日以内」と定められています。この期限を過ぎても加入手続き自体は可能ですが、保険料は退職日の翌日(資格取得日)に遡って請求されます。つまり、手続きが遅れても保険料の節約にはならず、むしろ空白期間中に医療機関を受診した場合に医療費が全額自己負担となるリスクがあります。

急病やケガはいつ起こるかわかりません。フリーランス転向後の最初の週は、保険の切り替え手続きを最優先事項と考えてください。必要な書類(退職日が確認できる書類・健康保険資格喪失証明書など)は退職前に会社に申請し、退職日当日または直後に市区町村窓口へ提出できるよう準備しておくと安心です。手続きにかかる時間は窓口が空いていれば30分〜1時間程度で完了します。

任意継続か国民健康保険かの選び方

任意継続と国保のどちらが有利かは、前年の収入と退職後の収入見込みによって変わります。一般的な目安として、前年の給与年収が高い(目安として300〜400万円以上)ほど、任意継続のほうが安い場合があります。逆に、チャットレディとして活動しながら収入が低い時期は、所得が低ければ国保の軽減制度が適用され、国保のほうが保険料を抑えられることもあります。

比較の手順は、まず市区町村で国保の保険料試算を行い、次に退職前の健保から任意継続の保険料を確認します。2つの金額を比較して安いほうを選ぶのが基本です。なお、任意継続は一度選択すると途中で国保に切り替えることが原則できませんでした(2022年の法改正により、任意継続から国保への切り替えが可能となっています)。どちらを選ぶかは慎重に検討し、不明な点は年金事務所や社会保険労務士に相談することをおすすめします。

年金も同時に国民年金へ切り替える

健康保険の切り替えと同時に、年金も厚生年金から国民年金への切り替えが必要です。国民年金への加入手続きも市区町村窓口で行います(国保の手続きと同じ窓口で一緒に対応してもらえることが多いです)。

国民年金の保険料は2024年度で月額16,980円(定額)です。これは所得にかかわらず一律ですが、前年の所得が低ければ「免除」や「猶予」の申請ができます。フリーランス転向直後で収入が不安定な時期は、免除・猶予制度を積極的に検討してください。退職後すぐに申請すれば、退職した年の所得で審査が行われます(失業による特例申請制度あり)。厚生年金の被保険者だった期間は老齢厚生年金として将来に残るため、切り替え後の国民年金との二本立てで老後の年金を形成することになります。

切り替え手続きを完了するまでの流れ

フリーランス転向時の社会保険切り替えの全体的な流れをまとめます。退職前に、会社の総務・人事部門に「健康保険資格喪失証明書」の発行を依頼してください(退職後に郵送してもらえる場合もあります)。退職日の翌日から14日以内に、住所地の市区町村窓口を訪問します。持参物は健康保険資格喪失証明書、マイナンバーカード(または通知カードと本人確認書類)、印鑑(不要な窓口も増えています)です。

窓口では国保加入と国民年金の種別変更の両方の手続きを同時に行えます。手続きが完了すると新しい健康保険証(または国保の被保険者証)が交付されます(即日交付または後日郵送)。また、確定申告に備えて収入・経費の記録を開始し、個人事業の開業届(税務署への提出)も忘れずに行いましょう。

まとめ

フリーランス転向時は退職翌日から14日以内に健康保険と国民年金の切り替えを行うことが必須です。国保と任意継続を比較したうえで有利な選択をし、収入が安定しない時期は年金の免除・猶予制度も活用しましょう。


未経験でも大丈夫。まずは相談から。
無料相談・お問い合わせはこちら

※本記事は一般的な情報提供であり、特定の収入を保証するものではありません。18歳以上(高校生不可)対象。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次